デプロイ4倍高速化・コスト30%削減・障害80%減少：金融機関のAmazon EKS導入成功事例

導入にいたる背景

インヴァスト・フィナンシャル・サービス（Invast Financial Services Pty Ltd.）は、シドニーに拠点を置き、世界中の機関投資家に優れた金融サービスを提供する受賞歴のあるグローバル金融機関は、コンテナのオーケストレーションと管理に大きな課題を抱えていました。新しい製品やサービスを構築・リリースするためにコンテナやマイクロサービスなどのクラウドネイティブ技術を活用する急成長中のフィンテック企業として、Kubernetesの導入を始めたばかりでした。しかし、社内チームにはプラットフォームを効果的に管理・運用するための経験や専門知識が不足していました。クライアントは、根本的な複雑さなしにコンテナをシームレスにオーケストレーションするための最新のソリューションを求め、同時に本番環境のセキュリティを強化してリスクを最小限に抑えるためにAokumoに支援を依頼しました。

課題

この金融機関は、コンテナ管理において以下の重要な課題に直面していました：

• 標準化の欠如：本番環境でのデプロイとコンテナのオーケストレーションの標準的な方法がなく、開発者の生産性に大きな影響を及ぼしていました。
• Kubernetes専門知識の不足：社内にKubernetes専門家が不足していたため、Kubernetesの能力を十分に活用できず、運用・管理・保守のコストが高くなっていました。
• デプロイの複雑さ：Kubernetesデプロイの複雑さにより、アップグレードや新機能、セキュリティ改善の利用が困難でした。
• セキュリティの脆弱性：セキュリティのベストプラクティスが一貫して守られておらず、内部および外部の脅威に対してシステムが脆弱な状態でした。